「疲れた時に、ふと気づいたら顔に吹き出物があり、なかなか治らない…痕になったら困るな」
20代以降、そんな肌トラブルに悩むことはありませんか?
それは、大人ニキビかもしれません。
大人ニキビとは、20代以降にできるニキビのこと。思春期のニキビとは異なり、さなざまな原因で起こります。また、治りにくいのも特徴です。
そんなしつこい大人ニキビですが、症状に合わせた対策をすることで改善する可能性は十分にあります。
今回は、化粧水の選び方の工夫や、洗顔方法の工夫など、毎日のスキンケアでニキビを治す方法をご紹介していきます。
20代以降、そんな肌トラブルに悩むことはありませんか?
それは、大人ニキビかもしれません。
大人ニキビとは、20代以降にできるニキビのこと。思春期のニキビとは異なり、さなざまな原因で起こります。また、治りにくいのも特徴です。
そんなしつこい大人ニキビですが、症状に合わせた対策をすることで改善する可能性は十分にあります。
今回は、化粧水の選び方の工夫や、洗顔方法の工夫など、毎日のスキンケアでニキビを治す方法をご紹介していきます。
大人ニキビができる原因

大人ニキビができる直接の原因には、主に次の3つがあるといわれています。
・毛穴の閉塞
・皮脂の過剰な分泌
・アクネ菌の繁殖
思春期のニキビは、年齢的な皮脂の分泌の増加が主な原因といわれています。
一方、大人ニキビの場合は、上記の状態を引き起こす、さまざまな要因が関係していると考えられます。
要因は1つだけではなく、複数が合わさっていることも多いです。
大人ニキビを引き起こす、5つの要因をご紹介します。
・毛穴の閉塞
・皮脂の過剰な分泌
・アクネ菌の繁殖
思春期のニキビは、年齢的な皮脂の分泌の増加が主な原因といわれています。
一方、大人ニキビの場合は、上記の状態を引き起こす、さまざまな要因が関係していると考えられます。
要因は1つだけではなく、複数が合わさっていることも多いです。
大人ニキビを引き起こす、5つの要因をご紹介します。
1.ホルモンバランスの乱れ
生理前にニキビが増えるなど、生理の周期と合わせてニキビの症状が変化する場合、ホルモンバランスの影響でニキビができている可能性があります。
2.食生活の乱れ
栄養不足で十分な栄養が取れないと、皮膚のバリア機能が弱くなり、アクネ菌が繁殖しやすくなります。
また、脂っこいもののとりすぎや、ビタミン不足で皮脂の分泌機能が乱れることで、ニキビができやすくなることもあります。
また、脂っこいもののとりすぎや、ビタミン不足で皮脂の分泌機能が乱れることで、ニキビができやすくなることもあります。
3.ストレス、睡眠不足
ストレスや睡眠不足が続くと、ホルモンバランスの乱れや皮膚のバリア機能の低下が起こり、ニキビができやすくなります。
4.乾燥
ニキビ肌だと乾燥しにくいと思われることが多いですが、乾燥肌かつニキビ肌であることもかなり多いです。
皮膚の乾燥が続くと、皮膚のバリア機能が低下してニキビができやすくなります。
皮膚の乾燥が続くと、皮膚のバリア機能が低下してニキビができやすくなります。
5.間違ったスキンケア
以下のような間違ったスキンケアでニキビをできやすくしてしまっていることがあります。
・メイクが落としきれていない
・洗顔が不十分、もしくは、洗顔のし過ぎ
・肌に合わない基礎化粧品、化粧品を使っている
・メイクが落としきれていない
・洗顔が不十分、もしくは、洗顔のし過ぎ
・肌に合わない基礎化粧品、化粧品を使っている
ニキビを治すために必要なこと

次に、ニキビ予防のためにできる、生活の中のひと工夫をご紹介します。
生活習慣を整える
毎日の生活習慣を整えることは、ニキビの改善に非常に効果的です。
とくにバランスの良い食事、早寝早起きを心がけましょう。
とくにバランスの良い食事、早寝早起きを心がけましょう。
生理周期に合わせて無理をしない生活を
女性の場合、生理周期に合わせて疲れやすい時期が来ることがあります。
そのような時期は無理をせずに、こまめに休養を取るようにしましょう。
そのような時期は無理をせずに、こまめに休養を取るようにしましょう。
ストレスをこまめに解消する
ストレスは溜めずに、趣味や運動などでリフレッシュして、こまめにストレスを解消するようにしましょう。
スキンケアを見直す
スキンケアを見直すことで、ニキビのできにくい肌質をめざしましょう。
詳しいスキンケア方法については、次項で解説していきます。
詳しいスキンケア方法については、次項で解説していきます。
ニキビができにくくなるスキンケア方法

間違ったスキンケアのやり方によって、ニキビができやすくなってしまっている場合があります。
スキンケアの方法を見直して、ニキビができにくい肌質を目指しましょう。
スキンケアの方法を見直して、ニキビができにくい肌質を目指しましょう。
しっかりメイクを落とす

メイクをしっかり落とそうとしてごしごしこすると、皮膚に傷ができてしまいます。
ニキビ肌にはオイルタイプのメイク落としは避け、ミルク、ジェルタイプのメイク落としを使用しましょう。
メイクを落とす際は、こすらずぬるま湯でやさしく落としましょう。
ニキビ肌にはオイルタイプのメイク落としは避け、ミルク、ジェルタイプのメイク落としを使用しましょう。
メイクを落とす際は、こすらずぬるま湯でやさしく落としましょう。
やさしく泡洗顔する

洗顔料は、低刺激の弱酸性のものがおすすめです。洗顔の際も、強くこすることは避けてください。
洗顔料をよく泡立ててから、泡でやさしく洗い、ぬるま湯で流しましょう。
洗顔料をよく泡立ててから、泡でやさしく洗い、ぬるま湯で流しましょう。
しっかり保湿する

洗顔後はしっかり保湿をしましょう。保湿剤はオイル性のものは避けてください。
ニキビ肌専用の保湿剤や、ノンコメドジェニック(ニキビができにくいことが証明された商品)の表示のある保湿剤を使いましょう。
ニキビ肌専用の保湿剤や、ノンコメドジェニック(ニキビができにくいことが証明された商品)の表示のある保湿剤を使いましょう。
ニキビを潰さない

ニキビは手でつぶしてしまうと、ニキビ跡が残りやすくなります。
できるだけ触らないように気をつけましょう。
できるだけ触らないように気をつけましょう。
メイクを工夫する
ニキビが目立たないようにと、ニキビにファンデーションを分厚く塗ってしまうと、毛穴が余計に詰まってニキビの改善を遅らせてしまうことがあります。
ニキビのあるところはファンデーションを薄めにしましょう。
眼や口元などのポイントメイクを工夫して、視線がそちらに向くようにするとニキビが目立ちにくくなります。
ニキビのあるところはファンデーションを薄めにしましょう。
眼や口元などのポイントメイクを工夫して、視線がそちらに向くようにするとニキビが目立ちにくくなります。
ニキビ肌におすすめの化粧水の選び方

保湿剤の中でも化粧水は、皮脂への影響が少ないため、ニキビ肌の保湿におすすめです。
ニキビ肌に合った化粧水の選び方を解説します。
どの化粧水が良いか迷った場合は、以下の内容を参考に選んでみてください。
ニキビ肌に合った化粧水の選び方を解説します。
どの化粧水が良いか迷った場合は、以下の内容を参考に選んでみてください。
ニキビ肌専用の化粧水
ニキビ肌専用の基礎化粧品シリーズが、いくつか販売されています。
そのシリーズの化粧水を選ぶとニキビ肌には安心です。
そのシリーズの化粧水を選ぶとニキビ肌には安心です。
ノンコメドジェニックの表示のある化粧水
ノンコメドジェニックの表示がある化粧水は、ニキビを悪化させる可能性が低いため、おすすめです。
ニキビ肌に有効な抗菌成分が配合されているもの
ニキビ肌専用の基礎化粧品シリーズの中には、ニキビ肌に有効な抗菌成分が配合されているものもあります。
アクネ菌の繁殖を抑える効果があります。
アクネ菌の繁殖を抑える効果があります。
オイルフリーのもの
油分が多い保湿剤は、ニキビの悪化を招くことがあります。
オイルフリーの記載のある化粧水をおすすめします。
オイルフリーの記載のある化粧水をおすすめします。
アルコールフリーのもの
アルコール成分が入っていると皮膚が乾燥しやすくなります。
そのため、乾燥が強い場合はアルコールフリーの化粧水を選ぶことをおすすめします。
そのため、乾燥が強い場合はアルコールフリーの化粧水を選ぶことをおすすめします。
漢方で体質改善

「ニキビができない体質になりたい」
「生理の周期で毎月ニキビができる」
と、肌トラブルに不安を抱えるそんな大人女子には、漢方薬がおすすめです。
医薬品である漢方の中には「肌が乾燥しやすい」「脂っぽい」肌などのニキビの症状に効果が認められているものがいくつもあります。
「生理の周期で毎月ニキビができる」
と、肌トラブルに不安を抱えるそんな大人女子には、漢方薬がおすすめです。
医薬品である漢方の中には「肌が乾燥しやすい」「脂っぽい」肌などのニキビの症状に効果が認められているものがいくつもあります。
ニキビ肌の方におすすめの漢方薬
十味敗毒湯
炎症を伴うニキビに効果的です。
桂枝茯苓丸加ヨクイニン
比較的体力があり、のぼせやすい冷え性の方のニキビに効果的です。
漢方薬を選ぶ時の重要なポイント

漢方薬を選ぶ時の重要なポイントは、ご自分の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるためには、漢方に精通した薬剤師の力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
AI(人工知能)を活用した漢方のプロが、個人に効く漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるためには、漢方に精通した薬剤師の力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
AI(人工知能)を活用した漢方のプロが、個人に効く漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。
ニキビ対策でめざせ!ニキビ知らずの肌!
大人ニキビの原因と、スキンケアを中心とした対策について解説しました。
また、大人ニキビのある方向けの化粧水の選び方について、ポイントを紹介しました。
大人ニキビは治りにくいといわれてますが、生活習慣や毎日のスキンケアを見直すことで、改善する可能性は十分にあります。
ニキビ肌の改善は1日ではできず、毎日の積み重ねが大切です。
ご自身の肌に合わせたスキンケアを続けることで、ニキビ知らずの肌を目指しましょう。
また、大人ニキビのある方向けの化粧水の選び方について、ポイントを紹介しました。
大人ニキビは治りにくいといわれてますが、生活習慣や毎日のスキンケアを見直すことで、改善する可能性は十分にあります。
ニキビ肌の改善は1日ではできず、毎日の積み重ねが大切です。
ご自身の肌に合わせたスキンケアを続けることで、ニキビ知らずの肌を目指しましょう。
<この記事を書いた人>

皮膚科医 金城 里美
医師/薬剤師
東京大学薬学部卒業後、医師を目指して、東京医科歯科大学医学部に入学。
体、精神とも関わって多様に現れる皮膚の病態に興味を持ち、皮膚科医の道を選ぶ。
卒業後、大学病院、総合病院、クリニックでの皮膚科勤務を経て、一般皮膚科から美容皮膚科まで皮膚科領域の診療を幅広く行う。
現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務。3児の母。 皮膚がより良くなることで、その人の毎日がより明るくなることを目指して日々診療を行う。
医師/薬剤師
東京大学薬学部卒業後、医師を目指して、東京医科歯科大学医学部に入学。
体、精神とも関わって多様に現れる皮膚の病態に興味を持ち、皮膚科医の道を選ぶ。
卒業後、大学病院、総合病院、クリニックでの皮膚科勤務を経て、一般皮膚科から美容皮膚科まで皮膚科領域の診療を幅広く行う。
現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務。3児の母。 皮膚がより良くなることで、その人の毎日がより明るくなることを目指して日々診療を行う。