東洋医学からヒントを得た「整顔コルギ®」とフルオーダーエステ|宮下かこ様にインタビュー


今回は、エステティックサロンZinのオーナー 宮下かこ様にインタビューをしました。

お悩みに合わせた施術をその場で組み合わせ、その人だけのエステコース「フルオーダーエステ」が誕生した経緯とエステに対する想いについてお聞きしました。

34歳で独立!エステティシャンになったきっかけは?

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出典:cinderella fit

ーー:まずは、エステティシャンになろうと思ったきっかけを教えてください。

宮下様(以下敬称略):もともとは美容部員をやっていました。お客様のお悩みを聞いているうちに、「メイクではカバーできない。肌の質を変えて差し上げないとメイクも映えない」と考えるようになりました。

ーー:そこで何か変えていこうと考えられたのですね。

宮下:はい。私が肌を変えられる人になろうと思い、34歳で独立を決めて、美容部員を辞める半年前から自宅にエステルームを作り、とにかく練習のために無料で半年間施術しました。

ーー:無料で! 集客はどのようにされていたのですか。

宮下:友人や知り合いに「顔を貸してください」とお願いして。おかげさまで美容師さんや美容業界のつてがあったのと、顔を貸してくださった方たちが紹介をしてくださって、なんとか集客ができました。

東洋医学との出会い

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ーー:宮下様の施術では、必ずカッサをされていますが、それは最初からですか。

宮下:9年前にカッサに出会い、東洋医学を知りました。今ではカッサあってのZinですね。それに、最初にやったハンド技術が整顔コルギ®だったので、初めから整顔コルギ®を軸にするサロンだったんです。

ーー:コルギは痛いというイメージがありますが。

宮下:そうなんです。私も韓国で習得した方にやってもらったときは、痛すぎて頭が真っ白になってしまって。もう二度とやらない! って思ったんです。でも私が教わった先生のものは全然違った。習得後、先生の勧めで整顔のメソッドとそのコルギをミックスして整顔コルギ®の商標登録をしました。

ーー:整顔コルギ®は韓国式コルギとどこが違うのですか?

宮下:筋肉を緩ませるのが整顔です。韓国式コルギは、道具を使ってゴリゴリ押す感じです。実は、セラピストの手を見たときに、右手と左手の大きさが1.5倍ぐらい違うんです。「コルギやる人、みんなこうなるんですよ」と言われたのがすごい衝撃でした。

でも私が習った先生は、ソフトコルギ協会という日本の協会のコルギで「僕の手、左右の大きさ変わらないでしょ」と言われて。確かにそうだったんです。

ーー:それは説得力がありますね。

宮下:本場のコルギは顔の圧の掛け方が強いのであざだらけになってしまいます。でも痛い方が効果があると思い込んでしまう方が多いんです。また、筋肉は痛みを感じると収縮し、圧がかからなくなった瞬間、パッと緩むので顔がたるんでしまうのです。

ーー:顔がたるむなんて全く思っていませんでした。

宮下:そうなんです。「おたくのコルギはたるみませんか?」とよく聞かれますが、もちろん答えはYESです。

施術は全集中して絶対に一回で結果を出す

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ーー:エステティシャンとして心がけてることは何ですか?

宮下:お客様の心にどれだけ寄り添えるかが大事だと思っています。また、全集中して、絶対に感動してもらえるように一回で結果を出す。もちろん、内容によっては難しい場合もあるので、その旨をきちんとお伝えしています。

ーー:これまでにあった一番嬉しかったことを教えてください

宮下:コロナ禍で医療従事者のお得意様が鬱になってしまって、数ヶ月来れなかったんです。久々に来てくださったときの第一声が「ここに来れなかったから、私は病んだんだと思う」と。それを聞いて鳥肌が立ち、私も泣きそうになりました。

そう思って涙を流してまで、この場所を大事だと思ってくれる人がいたというのは、本当に嬉しかったです。

10周年を機にフルオーダーエステ制に

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ーー:フルオーダーエステという新しいスタイルをされていますよね。詳しく教えてください。

宮下:サロンをオープンしたのが2013年なので、10周年を機に第1章を幕を閉じ、第2章からはフルオーダーでいきますと、2023年4月にメニューを一新しました。

お悩みって複数あるので、「今日はシミケア」「今日はたるみ」とやっていると、なかなか終わらない。だったらシミもたるみも毛穴も、今日一気にやりましょう!というカスタム状態にしたかったんです。

少し値段は上がるかもしれないけど、一気にその日に全部やって「1ヶ月に1回2万円」とした方が断然お得で通いやすいと思うんです。

今後のビジョンを教えてください

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ーー:今後のビジョンを教えてください。

宮下:今はサロンワークだけでなく、新しいフォト機器の代理店を行っています。その機械を通じて、サロンオーナー様たちがより活躍できるお手伝いをしたいと考えています。

サロンのオープンから、ステップアップしていくのをサポートをしたり、ノウハウを発信していきたいです。お客様が喜んでくださって、みんなで豊かになったらこんなに楽しい仕事はないと思います。

ーー:宮下様ご自身もご自身のサロンをずっと続けていきたい?

宮下:そうですね。ただ、代理店業もあるのでお得意様限定という形で施術していくことになると思います。サロンは絶対にやめたくないです。幸せをもらってるんですもの。あとは、いつかフォト専門店を地方に出したいと思っています。

宮下かこ様のご経歴

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1978年生まれ。東京都出身。美容専門学校卒業後、OLとして事務職に就く。その後カラーリストとして独立。ジョルジオアルマーニコスメティックスにて美容部員を勤め、34歳のときに自宅サロンをオープンする。1年後に現在の恵比寿サロンに移転し、今年10周年を機にフルオーダーエステシステムを導入。現在はサロン機器の代理店事業も行っている。

この記事を書いた人

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美容ライター 藍沢美香

日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ®︎の資格を持つ美容ライター。美容メディアにて主にスキンケアやヘアケアについての記事やコラムを執筆している。

美容メディア CINDERELLA FIT

運営会社 Beauty&Technologies


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