最近憂うつ…秋のセンチメンタルな心を整えるセルフケアとは?

「秋になると、なぜか気持ちが沈んでしまう」「わけも分からず、悲しさや不安を感じてしまう」 季節の変わり目に体調や気分が優れないと感じる人は多いですよね。

自分でもわからないその憂うつ感は、もしかすると秋特有の現象かもしれません。

この記事では、秋口に気分が落ち込んだり、憂うつになる原因とセルフケアのポイントを紹介していきます。

なぜ秋口は憂うつになりやすい?

体調不良の女性
出典:photoAC

秋は気温の変化や日照時間が短くなることにより、うつのような症状があらわれることがあります。

なんとなく物悲しい気持ちになったり、センチメンタルな気分になったりすることは誰しもあるもの。

しかし、あまりにも気分の落ち込みが激しい場合や、からだの症状が同時に出る場合などは、この時期の憂うつ感は「季節性うつ病」の可能性もあります。

季節性うつ病は「冬季うつ」「冬型SAD」ともいわれ、日照時間が減ることによって脳のホルモンバランスが乱れてしまうことが原因とされています。

普通のうつ病とは違う?季節性うつの症状特徴

横たわる女性
出典:photoAC

季節性うつは、通常のうつ病とは違った特徴があります。

普通のうつ病は「不眠」や「食欲減退」が目立つのに対し、季節性うつの場合は「過眠」や「体重増加」が見られます。

冬を越すと体調も心も元気になるため、寒さのせいや気力の問題として見過ごされてしまうことも少なくありません。

秋の心を整えるセルフケア

大きく伸びをする女性
出典:pixabay

「うつのような症状はあるけれど、病院に行くほどつらいわけでもない」そんなときは、次のような心とからだを整えるセルフケアを試してみてください。

日光を浴びる

日照時間の短縮は、体内のセロトニン生成を阻害し、体内時計の乱れを引き起こす可能性があります。

セロトニンは睡眠を促すホルモン「メラトニン」の原材料です。

セロトニンが減ると、季節のリズムや覚醒リズムの乱れにつながることがあります。

日照時間が短くなる秋は、春夏よりも意識的に外に出て、日光を浴びるようにしましょう。

カーテンを開けて室内で太陽光を浴びるだけでも心の健康にはいいとされています。

とくに、室内で仕事をする時間が長い人や、日本海側の地域で暮らす人は日の光を浴びる量が少ないため、日光を浴びる習慣を意識的につくるようにしましょう。 

季節性うつに効果的な栄養素を摂る

季節性うつには、ビタミンDやビタミンBなどの栄養素をしっかり摂ることが必要です。

とくにビタミンDは太陽光を浴びることで体内で生成されるので、日照時間が少ない季節は不足しがちです。

ビタミンDが豊富に含まれるサーモンや鯖などの食材を積極的に食べたり、サプリメントで補ったりするとよいでしょう。

ビタミンDはセロトニンの生成を促進し、心地よい睡眠へと導く効果があります。

また、気分を明るくする効果もあり、とくに冬季にはうつ病の発症を防ぐのに効果的です。

他にも、オメガ-3脂肪酸は脳の健康を支え、うつ病のリスクを減少させることが期待されています。

ビタミンB群はエネルギーの代謝を高めてくれるので、気分を明るくする助けとなるでしょう。

日中の適度な運動

日中に行う適度な運動は、体内のセロトニンとエンドルフィンの分泌を促進します。

これらのホルモンは、気分を高揚させ、ストレスを減少させる役割を果たします。

さらに、運動によって心拍数が上昇すると、血液の流れが改善され、からだ全体に酸素と栄養素が行き渡ります。

また、日中に外で運動することは、ビタミンDの生成を促し、体内時計を整える役割も果たします。

冬季に適した運動としては、ウォーキングやジョギングなどがあります。自分に合った運動を見つけて定期的に行うことが大切です。

秋口の憂うつには漢方でのケアもおすすめ

漢方薬
出典:Unsplash

秋の憂うつ感には食事や睡眠、運動などの生活習慣の改善に加えて、漢方薬の活用もおすすめです。秋の憂うつの原因は、気候の変化や季節のリズムの乱れなどによるホルモンバランスの崩れやストレス、過労だと考えられています。 そのため、秋の憂うつ感を軽減するには、次のような作用をもつ漢方薬を選び、根本改善を目指します。
  • 自律神経の乱れを整える
  • イライラを鎮める
  • 気分の落ち込みを改善する
  • 消化・吸収機能を改善してからだの内側から心を元気にする
  • ホルモンバランスを整える
漢方薬を日々のケアに取り入れて、秋がくるたびに繰り返す憂うつ感を改善していきましょう。

秋口の憂うつ対策におすすめの漢方薬を2種類紹介します。

<秋の憂うつによる心身の不調におすすめの漢方薬>

加味帰脾湯(かみきひとう)

心身が疲れやすく、ストレスや不安を感じている方におすすめ。

貧血や不眠でお悩みの方にも適しています。

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ

やや消化器が弱く、神経が高ぶり怒りっぽくイライラしやすい方におすすめ。

不眠にお悩みの方にも適しています。

体質診断から漢方薬の購入までスマホ1台ですべて完結でき、家にいながら専門的なサービスを受けられます。

漢方医師による定期的な経過観察もあるので、効き目を見ながら処方薬の変更も行えます。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21243ze0kire0061

心をケアして、季節の変化を楽しもう!

秋口の憂うつの原因を理解し、適切な対策を行うことで、その重たさは少しずつ軽くなります。

日光浴、ビタミンDの摂取、適度な運動、そして漢方薬。これらの生活習慣を日々の生活に組み込むことで、秋の訪れを心地よく感じることができるでしょう。

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学) 神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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投稿者プロフィール

あんしん漢方メンバー

■あんしん漢方
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不調改善スペシャリスト/医師・薬剤師  

西洋薬と漢方に精通した医師や薬剤師のプロフェッショナル集団です。AIを活用した研究と各種メディアでの不調改善方法を発信しています。実践として「効く漢方薬」を、スマホ一つで、お手頃価格で入手できるオンライン相談サービス「あんしん漢方」を運営しています。

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