脂性肌(オイリー肌)とは

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脂性肌とは、水分や脂質が多い肌質のこと。

肌質は人によって異なり、乾燥しやすい人から脂が出やすい人までさまざまです。

肌質を大きく分けると次の4つに分けられます。

乾燥肌

水分、脂分共に少なく乾燥しやすい肌。

キメは細かいことが多い。

脂性肌(オイリー肌)

水分、脂分共に多くべたつきやすい肌。

キメは粗いがうるおい・弾力はある。

混合肌

部位によって肌質が異なる肌。

(例:目のまわり、頬は乾燥肌でTゾーンは脂性肌など)

肌の乾燥が進むことで反応性に皮脂の過剰分泌が起こっている可能性も。

普通肌

水分、脂分共に適度でバランスのとれている肌。

肌トラブルが少なく理想的な肌質。

自分は脂性肌だと思っていても、実は混合肌だったりすることもあります。

洗顔後に保湿をせずにいても、突っ張りや粉ふきなどの乾燥症状ががなければ「脂性肌」、部分的に乾燥症状がある場合は「混合肌」であると考えられます。

脂性肌(オイリー肌)の原因

間違ったスキンケア

間違ったスキンケア
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肌質に合わないスキンケアをすることで脂性肌が悪化することがあります。

とくに保湿は皮脂の分泌調節にかかわります。

そのため、肌質に合ったスキンケア用品を用いることが大切です。

睡眠不足、ストレス

睡眠不足
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睡眠不足やストレスによって皮脂の過剰分泌が起こり、脂性肌になってしまうことがあります。

睡眠不足やストレスが続くとホルモンバランスが乱れやすくなり、皮脂の分泌の乱れにつながりやすくなるのです。

ホルモンバランスを安定させるためにも、睡眠は6時間を目安に、しっかりとることをおすすめします。

また、なるべくリフレッシュできる時間をもつようにし、ストレスをためないようにしましょう。

食事の乱れ

食事の乱れ
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肌に必要な栄養素は毎日の食事から供給されるため、食事の乱れがあると肌への栄養素が不足し、肌の状態が悪化してしまいます。

ファーストフードやレトルト食品、コンビニ食などは添加物や脂質が多いためとくに注意が必要です。

食事を見直して、できるだけ手作りの食事を心がけましょう。

とくに皮脂の分泌の調節に関わるビタミンB群、肌の代謝にかかわるビタミンC、肌の主成分であるタンパク質はしっかり摂るようにしましょう。

美肌に役立つ食品

・ビタミンB群(肉類、魚類、納豆、ピーナッツなど)
・ビタミンC(ブロッコリー、キウイフルーツ、イチゴなど)
・タンパク質(肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品など)

脂性肌(オイリー肌)の対策

皮脂を抑えるカギは保湿!

皮脂を抑えるカギは保湿
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皮脂を抑えようと思うと、つい皮脂を取り除こうと思いがちですが、実は、皮脂を抑えるためには「保湿」が重要なカギを握っています。

皮脂は肌を保護する役目があります。

そのため、皮脂を取りすぎてしまうと肌は反応性に皮脂を出そうとします

それによって皮脂の過剰分泌が起こっている場合があります。

毎日のスキンケアのなかで、次のようなことに注意しましょう。

スキンケアのNG行動

・洗顔後に保湿をしない
・1日に何回も洗顔料を使って洗顔する


洗顔によって皮脂が取り除かれたあとに保湿をしないと、皮脂の過剰分泌につながることがあります。

保湿の際は化粧水に乳液などを重ねると、乾燥を防げて保湿効果が高まります。

また洗いすぎは皮脂の過剰分泌につながるため逆効果

洗顔料を使った洗顔を1日に何回もすると、そのたびに皮脂が取り除かれることになり、かえって皮脂が出やすくなります。

洗顔料による洗顔は1日2回(朝、夜)を目安にしましょう。

紫外線は肌を乾燥させる

紫外線は肌を乾燥させる
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紫外線は肌にダメージを与えて、肌を乾燥させます。

肌の老化の原因にもつながります。

そのため、紫外線はできるだけ避けましょう。

おすすめの紫外線対策

・日焼け止めを塗る
・帽子、日傘、スカーフなどで物理的に遮光する
・曇りの日や室内の窓際でも紫外線対策を


日焼け止めは汗などでとれてしまうため、2~3時間を目安に塗りなおすようにしましょう。

紫外線を避けるため、UVカット効果の高い日よけグッズなどを上手に利用するといいですね。

紫外線は曇りの日でも注がれていますし、室内であっても窓際から紫外線が注がれます。

そのため、曇りの日や室内で過ごす日にも、紫外線対策を忘れずに行いましょう。

漢方で内側から肌質改善

漢方
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オイリーな脂質肌を根本から改善したいなら、漢方薬もおすすめです。

漢方薬の特徴は、からだのバランスを整えて自分自身の治る力(自然治癒力)を高めることで、こころとからだを健康な状態に向かわせる点です。

漢方薬なら自分の症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、健康法として簡単に続けられるでしょう。

脂性肌の方におすすめの漢方薬

オイリーな皮質肌の改善には、肌に栄養を届ける血(けつ)の巡りを改善する漢方薬や、肌にたまった水(すい)や熱を取り除く漢方薬が用いられます。

・桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

肌のニキビ、シミなどが気になる方。体の栄養となる血(けつ)の滞りを改善することで肌に栄養が届きやすくしてくれます。

・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

肌のニキビ、湿疹が気になる方。肌にたまっている水(すい)や熱を取り除くことで肌の症状を改善させる働きがあります。

漢方薬を選ぶ際の重要なポイント

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、ご自分の状態や体質に合っているか、という点です。

うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるためには、漢方に精通した薬剤師の力を借りるのがおすすめです。

漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、個人に効く漢方薬を見極め、お手頃価格で自宅まで郵送してくれる「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。

体質診断から漢方薬の購入までスマホ1台ですべて完結でき、家にいながら専門的なサービスを受けられます。

漢方医師による定期的な経過観察もあるので、効き目を見ながら処方薬の変更も行えます。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21243ze0kire0061

毎日の生活改善とスキンケア改善で肌のテカりを解消!

テカりを解消
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脂性肌の原因と対策について解説しました。

脂性肌は皮脂が過剰分泌してしまっている状態で、生活習慣の乱れ、皮脂の取りすぎや皮膚の乾燥が原因となっていることがあります。

毎日の生活の見直し、スキンケアの見直しで、肌のテカりを解消しましょう。

この記事を書いた人

金城先生
出典:beautyまとめ


皮膚科医 金城 里美

医師/薬剤師

東京大学薬学部卒業後、医師を目指して、東京医科歯科大学医学部に入学。
体、精神とも関わって多様に現れる皮膚の病態に興味を持ち、皮膚科医の道を選ぶ。卒業後、大学病院、総合病院、クリニックでの皮膚科勤務を経て、一般皮膚科から美容皮膚科まで皮膚科領域の診療を幅広く行う。
現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務。3児の母。
皮膚がより良くなることで、その人の毎日がより明るくなることを目指して日々診療を行う。

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投稿者プロフィール

あんしん漢方メンバー

■あんしん漢方
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不調改善スペシャリスト/医師・薬剤師  

西洋薬と漢方に精通した医師や薬剤師のプロフェッショナル集団です。AIを活用した研究と各種メディアでの不調改善方法を発信しています。実践として「効く漢方薬」を、スマホ一つで、お手頃価格で入手できるオンライン相談サービス「あんしん漢方」を運営しています。

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