外に一歩出ただけで汗が噴き出してくるような暑さが続いていますね。
毎日汗をかくと、あせもやかぶれは避けられないもの。
でも、放っておくと悪化して治りにくくなってしまうため要注意です。
汗による肌トラブルに気づいたら、早めに対処することが大切。
今回は汗による肌トラブルの原因や治し方を紹介します。
毎日汗をかくと、あせもやかぶれは避けられないもの。
でも、放っておくと悪化して治りにくくなってしまうため要注意です。
汗による肌トラブルに気づいたら、早めに対処することが大切。
今回は汗による肌トラブルの原因や治し方を紹介します。
汗による肌トラブルは大きく2種類
![汗による肌トラブル](/wp-content/uploads/2022/08/shutterstock_2147141555.jpg)
汗による肌トラブルは大きく分けると2種類あります。それぞれについて詳しく解説します。
あせも
汗は汗腺から分泌されて、肌の表面にある汗管(かんかん)から肌表面に出てきます。
一度に大量の汗をかくと、汗管が詰まって汗がスムーズに排出されずに肌の中に残ってしまいます。
それにより肌に炎症が起きてしまうと、あせもとなるのです。
あせもの症状は、汗管の開口部を中心に赤いふくらみがブツブツ見られるのが特徴です。
一度に大量の汗をかくと、汗管が詰まって汗がスムーズに排出されずに肌の中に残ってしまいます。
それにより肌に炎症が起きてしまうと、あせもとなるのです。
あせもの症状は、汗管の開口部を中心に赤いふくらみがブツブツ見られるのが特徴です。
汗かぶれ(接触皮膚炎)
汗のほとんどは水分ですが、少量の塩分やアンモニアが含まれています。
汗が長時間肌に付着していると、塩分やアンモニアによって肌がかぶれてしまうことがあります。
汗かぶれは、汗の成分による接触皮膚炎の状態です。
汗かぶれの症状は、汗をかいた部分に一致して全体的に肌が赤くなり、かゆみを伴うのが特徴です。
また、ときにはあせもと汗かぶれが混在していることもあります。
どちらかはっきりしない場合は、以下に紹介する両方の対処法を行うようにしましょう。
汗が長時間肌に付着していると、塩分やアンモニアによって肌がかぶれてしまうことがあります。
汗かぶれは、汗の成分による接触皮膚炎の状態です。
汗かぶれの症状は、汗をかいた部分に一致して全体的に肌が赤くなり、かゆみを伴うのが特徴です。
また、ときにはあせもと汗かぶれが混在していることもあります。
どちらかはっきりしない場合は、以下に紹介する両方の対処法を行うようにしましょう。
汗による肌トラブルの改善方法
あせもや汗かぶれができてしまったときの対処法を解説します。
あせもの改善方法
![あせもの改善方法](/wp-content/uploads/2022/08/shutterstock_1902714706.jpg)
あせもは大量に汗をかいた後によくできます。
そのため、大量に汗をかいた後は、できるだけ涼しい場所に移るようにしましょう。
短時間で汗がひけば、あせもは改善することが多いといわれています。
また、汗をかいた部位を冷やすとあせもが悪化しにくくなります。
あせもができてしまって長引く場合は、ステロイドの塗り薬が効果的です。
ステロイドの塗り薬には市販のものもありますが、症状が強い場合は皮膚科を受診されることをおすすめします。
塗り薬を塗る際は、しっかり汗を洗い流した後に患部の水分をしっかりふき取ってから塗るようにしましょう。
そのため、大量に汗をかいた後は、できるだけ涼しい場所に移るようにしましょう。
短時間で汗がひけば、あせもは改善することが多いといわれています。
また、汗をかいた部位を冷やすとあせもが悪化しにくくなります。
あせもができてしまって長引く場合は、ステロイドの塗り薬が効果的です。
ステロイドの塗り薬には市販のものもありますが、症状が強い場合は皮膚科を受診されることをおすすめします。
塗り薬を塗る際は、しっかり汗を洗い流した後に患部の水分をしっかりふき取ってから塗るようにしましょう。
汗かぶれ(接触皮膚炎)の改善方法
![タオルで拭く](/wp-content/uploads/2022/07/shutterstock_1543602815.jpg)
汗かぶれは汗が長時間肌に付着することで悪化しやすくなります。
そのため、汗をかいたら早めにシャワーなどで洗い流すようにしましょう。
すぐにシャワーが浴びられない……という場合は、水道水で濡らしたタオルや汗拭きシートで丁寧にふき取ることをおすすめします。
汗かぶれが長引いている場合も、あせもと同じくステロイドの塗り薬が効果的です。
そのため、汗をかいたら早めにシャワーなどで洗い流すようにしましょう。
すぐにシャワーが浴びられない……という場合は、水道水で濡らしたタオルや汗拭きシートで丁寧にふき取ることをおすすめします。
汗かぶれが長引いている場合も、あせもと同じくステロイドの塗り薬が効果的です。
夏の湿疹・肌荒れには漢方薬もおすすめ
![漢方](/wp-content/uploads/2022/08/shutterstock_1704577192.jpg)
繰り返すあせも、汗かぶれなどの肌トラブルには、漢方薬で内側からアプローチするのもおすすめです。
漢方薬は、皮膚科でも治療薬として使われています。
漢方には、からだにあらわれている症状を、体質を改善することで根本的に治療するという考え方があります。
湿疹や肌荒れには、「からだの水分の巡りを良くすることで、汗腺から老廃物を排出させる」「血流を改善することで肌に栄養と酸素を行き届け、肌トラブルを防ぐ」などを目的とした漢方薬を選びます。
漢方薬は、症状に対して、皮膚の新陳代謝を高めたり、皮膚の炎症やかゆみを抑えたり、分泌物を取りのぞいたりすることにより、早期改善を目指します。
また、自然由来の生薬によって構成されているため、西洋薬と比べて副作用が少なく安全性が高いといわれています。
体質改善のために食事制限や毎日運動をするのはハードルが高い……と思われる方でも、毎日漢方薬を飲むだけであれば体質改善を気軽に始められますね。
漢方薬は、皮膚科でも治療薬として使われています。
漢方には、からだにあらわれている症状を、体質を改善することで根本的に治療するという考え方があります。
湿疹や肌荒れには、「からだの水分の巡りを良くすることで、汗腺から老廃物を排出させる」「血流を改善することで肌に栄養と酸素を行き届け、肌トラブルを防ぐ」などを目的とした漢方薬を選びます。
漢方薬は、症状に対して、皮膚の新陳代謝を高めたり、皮膚の炎症やかゆみを抑えたり、分泌物を取りのぞいたりすることにより、早期改善を目指します。
また、自然由来の生薬によって構成されているため、西洋薬と比べて副作用が少なく安全性が高いといわれています。
体質改善のために食事制限や毎日運動をするのはハードルが高い……と思われる方でも、毎日漢方薬を飲むだけであれば体質改善を気軽に始められますね。
<汗による肌トラブルにおすすめの漢方薬>
・消風散(しょうふうさん)
体力が中程度以上の方で、熱感、かゆみがあり、ジュクジュクした分泌物のある皮膚炎の改善に効果的です。
・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
体力が中程度以上の方で、赤みがあり化膿した皮膚炎の改善に効果的です。
ニキビの治療にも使われる漢方薬です。
体力が中程度以上の方で、熱感、かゆみがあり、ジュクジュクした分泌物のある皮膚炎の改善に効果的です。
・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
体力が中程度以上の方で、赤みがあり化膿した皮膚炎の改善に効果的です。
ニキビの治療にも使われる漢方薬です。
<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>
漢方にはさまざまな種類があり、自分に合ったものを飲まなければ十分な効果を発揮できないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるためには、漢方に精通した薬剤師の力を借りるのがおすすめです。
最近では、オンライン上で漢方の相談ができるサービスもでてきています。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、個人に効く漢方薬を見極めてくれ、お手頃価格で自宅まで郵送してくれる「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
体質診断から漢方薬の購入までスマホ1台ですべて完結でき、家にいながら専門的なサービスを受けられます。
漢方医師による定期的な経過観察もあるので、効き目を見ながら処方薬の変更も行えます。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21243ze0kire0061
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるためには、漢方に精通した薬剤師の力を借りるのがおすすめです。
最近では、オンライン上で漢方の相談ができるサービスもでてきています。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、個人に効く漢方薬を見極めてくれ、お手頃価格で自宅まで郵送してくれる「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
体質診断から漢方薬の購入までスマホ1台ですべて完結でき、家にいながら専門的なサービスを受けられます。
漢方医師による定期的な経過観察もあるので、効き目を見ながら処方薬の変更も行えます。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21243ze0kire0061
汗による肌トラブルを解消して快適な夏を!
汗による肌トラブルには、主にあせもと汗かぶれがあります。
今回はこの2つの肌トラブルの原因と改善方法について紹介しました。
汗による肌トラブルを解消して快適な夏をお過ごしください。
今回はこの2つの肌トラブルの原因と改善方法について紹介しました。
汗による肌トラブルを解消して快適な夏をお過ごしください。
<この記事を書いた人>
皮膚科医 金城 里美
医師/薬剤師
東京大学薬学部卒業後、医師を目指して、東京医科歯科大学医学部に入学。
体、精神とも関わって多様に現れる皮膚の病態に興味を持ち、皮膚科医の道を選ぶ。卒業後、大学病院、総合病院、クリニックでの皮膚科勤務を経て、一般皮膚科から美容皮膚科まで皮膚科領域の診療を幅広く行う。現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務。
皮膚がより良くなることで、その人の毎日がより明るくなることを目指して日々診療を行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zc3beau0084
医師/薬剤師
東京大学薬学部卒業後、医師を目指して、東京医科歯科大学医学部に入学。
体、精神とも関わって多様に現れる皮膚の病態に興味を持ち、皮膚科医の道を選ぶ。卒業後、大学病院、総合病院、クリニックでの皮膚科勤務を経て、一般皮膚科から美容皮膚科まで皮膚科領域の診療を幅広く行う。現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務。
皮膚がより良くなることで、その人の毎日がより明るくなることを目指して日々診療を行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zc3beau0084