いつもは選ばないしょっぱいものが急に食べたくて仕方がないことはありませんか?
我慢できないほどの欲求なら、栄養不足やストレスの影響かもしれません。
とくにしょっぱいものは、からだの中のミネラルが不足しているサインです。
カルシウムや鉄分、マグネシウムなどを意識して食べるようにしましょう。
今回はしょっぱいものが食べたくなるときについて、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説していただきます!
我慢できないほどの欲求なら、栄養不足やストレスの影響かもしれません。
とくにしょっぱいものは、からだの中のミネラルが不足しているサインです。
カルシウムや鉄分、マグネシウムなどを意識して食べるようにしましょう。
今回はしょっぱいものが食べたくなるときについて、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説していただきます!
しょっぱいものが食べたくなるメカニズム

しょっぱいものを求めてしまうのは何故でしょうか。
塩分の摂りすぎがよくないことは知られていますが、少なすぎると体内の水分バランスが崩れ、脱水症状を引き起こしてしまう原因に。
他にも血圧の維持や、体液の生成に欠かせないのが塩分なのです。
汗をかいたり、利尿作用のあるカフェインやお酒などを飲んだりすると、水分とともに塩分も流れます。
塩分は水や麦茶では補うことができません。
そのため、からだの大切な栄養素が不足してしまい、しょっぱいものを求めてしまうのです。
ストレスも原因のひとつです。
体内の塩分を調節してくれる副腎のはたらきが低下すると、必要以上に水分や塩分を排出してしまいます。
とくに運動や飲酒をしていないのにしょっぱいものが欲しくなった場合は、副腎の機能を回復するために、ミネラルやビタミンを摂るように気をつけましょう。
塩分の摂りすぎがよくないことは知られていますが、少なすぎると体内の水分バランスが崩れ、脱水症状を引き起こしてしまう原因に。
他にも血圧の維持や、体液の生成に欠かせないのが塩分なのです。
汗をかいたり、利尿作用のあるカフェインやお酒などを飲んだりすると、水分とともに塩分も流れます。
塩分は水や麦茶では補うことができません。
そのため、からだの大切な栄養素が不足してしまい、しょっぱいものを求めてしまうのです。
ストレスも原因のひとつです。
体内の塩分を調節してくれる副腎のはたらきが低下すると、必要以上に水分や塩分を排出してしまいます。
とくに運動や飲酒をしていないのにしょっぱいものが欲しくなった場合は、副腎の機能を回復するために、ミネラルやビタミンを摂るように気をつけましょう。
しょっぱいものが食べたくなったときにおすすめの食べ物

どうしてもしょっぱいものが食べたくなったときは、スナック菓子やカップ麺よりも以下の4つがおすすめです。
- プロセスチーズ
- アーモンド
- 納豆
- 卵黄
ミネラルのうちのカルシウム、マグネシウム、亜鉛が手軽に摂取できます。
ほどよく塩味がありカロリーも気にしなくていいので、間食やお酒のつまみにもおすすめです。
保存がきくので常備しておくといいでしょう。
余裕があれば、納豆ご飯や卵かけご飯にしたり、小松菜のじゃこ炒めや冷奴を準備したりすると立派なご飯の完成です。
簡単ではありますが、コンビニ弁当より栄養があり、添加物は少なく済みます。
積極的に食べてみてください。
ほどよく塩味がありカロリーも気にしなくていいので、間食やお酒のつまみにもおすすめです。
保存がきくので常備しておくといいでしょう。
余裕があれば、納豆ご飯や卵かけご飯にしたり、小松菜のじゃこ炒めや冷奴を準備したりすると立派なご飯の完成です。
簡単ではありますが、コンビニ弁当より栄養があり、添加物は少なく済みます。
積極的に食べてみてください。
ミネラル不足に陥る原因

健康をまったく考えない、自由な食生活を送っている方は少ないでしょう。
栄養バランスなど、多少なりとも意識していることがあるはずです。
その中でもミネラルが不足してしまう原因は2つあります。
対策できるように、理由を知っておきましょう。
栄養バランスなど、多少なりとも意識していることがあるはずです。
その中でもミネラルが不足してしまう原因は2つあります。
対策できるように、理由を知っておきましょう。
食生活の偏り
自炊が難しいと、手軽に食べられるカップ麺やコンビニ弁当を選びがちです。
しかし、レトルト食品や加工食品には食品添加物が多く含まれています。
その中のひとつ「リン酸塩」はミネラルと結合し、一緒にからだの外へ排出してしまいます。
せっかく健康を意識してミネラル食品を追加しても、吸収されなければ意味がありません。
リン酸塩は菓子パン、スナック菓子の他にもハムやソーセージに含まれており、知らず知らずのうちに摂取しています。
まったく口にしないことは難しいですが、少しでも減らすように意識しましょう。
しかし、レトルト食品や加工食品には食品添加物が多く含まれています。
その中のひとつ「リン酸塩」はミネラルと結合し、一緒にからだの外へ排出してしまいます。
せっかく健康を意識してミネラル食品を追加しても、吸収されなければ意味がありません。
リン酸塩は菓子パン、スナック菓子の他にもハムやソーセージに含まれており、知らず知らずのうちに摂取しています。
まったく口にしないことは難しいですが、少しでも減らすように意識しましょう。
塩分の過剰摂取
ミネラルと聞くと塩のイメージが強いですが、実はカルシウムや鉄なども含まれています。
しょっぱいものが食べたいからといって塩気のあるものを食べても、ミネラル不足を改善することはできません。
逆に、過剰摂取となりさまざまな病気のリスクを高めてしまいます。
塩分は女性で1日7g、男性でも8gが目安量となります。
しょっぱいものが欲しくなったときは原因を探ってみましょう。
運動不足、飲酒、ストレスなどの理由で対処法は変わります。
しょっぱいものが食べたいからといって塩気のあるものを食べても、ミネラル不足を改善することはできません。
逆に、過剰摂取となりさまざまな病気のリスクを高めてしまいます。
塩分は女性で1日7g、男性でも8gが目安量となります。
しょっぱいものが欲しくなったときは原因を探ってみましょう。
運動不足、飲酒、ストレスなどの理由で対処法は変わります。
ミネラル不足のためにできる対策

ミネラルはたんぱく質やビタミンと並ぶ、5大栄養素のひとつです。
からだの中では作られないため、食品などで摂取する必要があります。
栄養バランスを考えて、毎日の食事の中でとり入れていきましょう。
からだの中では作られないため、食品などで摂取する必要があります。
栄養バランスを考えて、毎日の食事の中でとり入れていきましょう。
一日三食、栄養素を見直す
ミネラルは魚介類や大豆製品に多く含まれています。
肉類以外のメイン料理を定期的に食べるようにしましょう。
いわしを調理したり、じゃこをふりかけのようにしたりして献立に組み込むことがおすすめです。
魚介類の調理が大変な方は副菜でとり入れてください。
小松菜やほうれん草は茹でるだけで簡単に1品作ることができます。
ひじきの煮物を作り置きしておくのもおすすめです。
みそ汁にわかめやあおさ、豆腐など入れても食事の満足度が高まります。
乾燥わかめは保存もききますし、水で戻すだけでサラダにすることもできます。
きゅうりと一緒に酢の物にすると、食欲がなくても食べやすいです。
調理いらずでおすすめなのは納豆やもずくです。
作るのが難しいときのために常備しておきましょう。
肉類以外のメイン料理を定期的に食べるようにしましょう。
いわしを調理したり、じゃこをふりかけのようにしたりして献立に組み込むことがおすすめです。
魚介類の調理が大変な方は副菜でとり入れてください。
小松菜やほうれん草は茹でるだけで簡単に1品作ることができます。
ひじきの煮物を作り置きしておくのもおすすめです。
みそ汁にわかめやあおさ、豆腐など入れても食事の満足度が高まります。
乾燥わかめは保存もききますし、水で戻すだけでサラダにすることもできます。
きゅうりと一緒に酢の物にすると、食欲がなくても食べやすいです。
調理いらずでおすすめなのは納豆やもずくです。
作るのが難しいときのために常備しておきましょう。
オリゴ糖を摂る
ビフィズス菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれる効果があるオリゴ糖。
胃酸に強く、途中で消化、吸収されないまま大腸まで届きます。
ビフィズス菌が増え腸内が弱酸性になると、カルシウムなどのミネラルが体内へ吸収されやすくなります。
オリゴ糖とミネラルはぜひ一緒に摂取したい成分です。
まずは、使っている砂糖をてんさい糖に変えてみましょう。
煮物など使う機会は多いので、いつもの食事から簡単に摂取できるようになります。
きなこ、はちみつ、バナナはオリゴ糖を多く含み、手軽に準備できるので朝食時におすすめです。
どれもヨーグルトに合う食材で、腸内環境も整えられます。
ただし、一度に多くの量を摂取するとお腹がゆるくなるため、毎日こまめに食べ続けることが大切です。
胃酸に強く、途中で消化、吸収されないまま大腸まで届きます。
ビフィズス菌が増え腸内が弱酸性になると、カルシウムなどのミネラルが体内へ吸収されやすくなります。
オリゴ糖とミネラルはぜひ一緒に摂取したい成分です。
まずは、使っている砂糖をてんさい糖に変えてみましょう。
煮物など使う機会は多いので、いつもの食事から簡単に摂取できるようになります。
きなこ、はちみつ、バナナはオリゴ糖を多く含み、手軽に準備できるので朝食時におすすめです。
どれもヨーグルトに合う食材で、腸内環境も整えられます。
ただし、一度に多くの量を摂取するとお腹がゆるくなるため、毎日こまめに食べ続けることが大切です。
サプリメントで摂取する
食事ですべてを補うには限界があります。
難しいときは無理をせず、サプリメントに頼りましょう。
「桶の理論」といって、まんべんなく摂取するとより効果的なので、マルチミネラルのサプリメントがおすすめです。
とくに、不足しがちなカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛が含まれているものを選んでください。
その他のミネラルであるナトリウム、カリウム、リン、銅などは摂取目安量が少なく、充分に補われていることが多いので、含まれていなくても問題はありません。
サプリメントはあくまでも栄養の補助として選んでください。
難しいときは無理をせず、サプリメントに頼りましょう。
「桶の理論」といって、まんべんなく摂取するとより効果的なので、マルチミネラルのサプリメントがおすすめです。
とくに、不足しがちなカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛が含まれているものを選んでください。
その他のミネラルであるナトリウム、カリウム、リン、銅などは摂取目安量が少なく、充分に補われていることが多いので、含まれていなくても問題はありません。
サプリメントはあくまでも栄養の補助として選んでください。
ミネラル不足による症状には漢方薬での対策もおすすめ

ミネラルが不足したときに出る有名な症状に「こむら返り」があります。
筋肉の収縮や神経の伝達をサポートしてくれるカルシウムとカリウムが足りないと、異常なけいれんを引き起こし、脚がつってしまいます。
強い痛みをともない、くり返されることも多いです。
筋肉の収縮や神経の伝達をサポートしてくれるカルシウムとカリウムが足りないと、異常なけいれんを引き起こし、脚がつってしまいます。
強い痛みをともない、くり返されることも多いです。
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
即効性が期待できる漢方薬で、素早く痛みと炎症を抑えてくれます。
筋肉の緊張を和らげることで、急な筋肉の痙攣を鎮めてこむら返りに働きかけます。
また、筋肉痛や関節痛にも用いられます。
脚のつりは運動時や就寝中に起こりやすいので、すぐに飲めるように水と一緒に準備しておくと安心です。
胃の負担も少なく、時間を気にせず服用できます。
ただし、症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。
●あんしん漢方
筋肉の緊張を和らげることで、急な筋肉の痙攣を鎮めてこむら返りに働きかけます。
また、筋肉痛や関節痛にも用いられます。
脚のつりは運動時や就寝中に起こりやすいので、すぐに飲めるように水と一緒に準備しておくと安心です。
胃の負担も少なく、時間を気にせず服用できます。
ただし、症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。
●あんしん漢方
まとめ
ミネラルが不足すると、からだからしょっぱいものがたべたくなるというサインが送られます。
しょっぱいものが欲しいからとスナック菓子を食べても改善されることはありません。
レトルト食品を食べ過ぎていないか、お酒を飲んだせいではないか。
きっかけを探してみてください。
そして、ミネラルを含む食材を選んでいきましょう。
ミネラルは魚介類に多く、食べるのが難しく感じる方も多いと思います。
そのときは無理はせず、サプリメントをうまく活用してください。
オリゴ糖を取り入れて効率よくミネラル摂取に繋げるのもおすすめです。
ハードルを上げすぎず、毎日続けることを目標にしていきましょう。
しょっぱいものが欲しいからとスナック菓子を食べても改善されることはありません。
レトルト食品を食べ過ぎていないか、お酒を飲んだせいではないか。
きっかけを探してみてください。
そして、ミネラルを含む食材を選んでいきましょう。
ミネラルは魚介類に多く、食べるのが難しく感じる方も多いと思います。
そのときは無理はせず、サプリメントをうまく活用してください。
オリゴ糖を取り入れて効率よくミネラル摂取に繋げるのもおすすめです。
ハードルを上げすぎず、毎日続けることを目標にしていきましょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方