生理のときに経血量が多く、よくナプキンから漏れてしまうのは、もしかしたら「月経過多」かもしれません。
月経過多は、人と比べることがあまりないため自覚しにくいですが、なかには婦人科系疾患が原因の場合があるので注意が必要です。
そこで今回は、月経過多の判断基準や原因をご紹介します。
月経過多は、人と比べることがあまりないため自覚しにくいですが、なかには婦人科系疾患が原因の場合があるので注意が必要です。
そこで今回は、月経過多の判断基準や原因をご紹介します。
生理の経血量の目安

生理の経血量の目安は、1回の月経期間におおよそ10〜80ml程度といわれています。
経血量は、初日から徐々に量が増え、3日目をピークに減っていくのが一般的です。
「1回の月経期間中に、昼間に夜用ナプキンを使う日が3日以上ある」「1時間で普通の昼用ナプキンから漏れてしまう」「生理のときに貧血気味になる」などのお悩みがある場合、経血量が目安より多い可能性があります。
経血量は、初日から徐々に量が増え、3日目をピークに減っていくのが一般的です。
「1回の月経期間中に、昼間に夜用ナプキンを使う日が3日以上ある」「1時間で普通の昼用ナプキンから漏れてしまう」「生理のときに貧血気味になる」などのお悩みがある場合、経血量が目安より多い可能性があります。
生理の経血量が多いのは「月経過多」かも

生理の経血量が目安より多いのは「月経過多」かもしれません。
月経過多の基準は、1回の月経期間の経血量が140ml以上といわれています。
しかし、実際の経血量を測るのは難しいため、前述したお悩みに当てはまっているか確認してみましょう。
ほかにも
月経過多の基準は、1回の月経期間の経血量が140ml以上といわれています。
しかし、実際の経血量を測るのは難しいため、前述したお悩みに当てはまっているか確認してみましょう。
ほかにも
- 月経期間が8日以上
- レバー状の塊が出る
- 月経期間が長い
- 貧血
など、経血量の多さだけでなく、月経過多には上記のような症状があらわれることもあります。
月経過多になる原因

20〜30代の人が、月経過多になる主な原因を2つご紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れ、卵巣から分泌される女性ホルモンの量が減ると、月経過多になることがあります。
ホルモンバランスが乱れる原因は、ストレスや疲労、睡眠不足、不規則な生活などです。
また、30代後半になるとプレ更年期に入る方も多く、卵巣機能の低下に伴い、女性ホルモンの分泌量が減少します。
女性ホルモンの分泌量が減ると、脳からホルモン分泌を促す指令が出て卵巣が刺激され、月経過多を引き起こすことがあります。
ホルモンバランスが乱れる原因は、ストレスや疲労、睡眠不足、不規則な生活などです。
また、30代後半になるとプレ更年期に入る方も多く、卵巣機能の低下に伴い、女性ホルモンの分泌量が減少します。
女性ホルモンの分泌量が減ると、脳からホルモン分泌を促す指令が出て卵巣が刺激され、月経過多を引き起こすことがあります。
婦人科系疾患
月経過多で、とくに気をつけなければいけないのが、下記のような婦人科系疾患が原因のときです。
- 卵巣のう腫
- 子宮筋腫
- 子宮腺筋症
- 子宮内膜ポリープ
- 子宮内増殖症
20〜30代は、ほかの年代よりも、月経過多の原因が婦人科系疾患である可能性が高い傾向にあります。
ホルモンバランスの乱れや婦人科系疾患など、月経過多の原因を自分で特定するのは難しいため、異変を感じたら早めに婦人科を受診しましょう。
ホルモンバランスの乱れや婦人科系疾患など、月経過多の原因を自分で特定するのは難しいため、異変を感じたら早めに婦人科を受診しましょう。
生理のお悩みには漢方もおすすめ

月経過多などの生理のお悩みには、婦人科でも使われている漢方薬もおすすめです。
漢方薬は、自然由来の生薬でつくられており、心やからだ全体のバランスを整えて、生理のお悩みの根本改善を目指します。
また、漢方薬は月経過多だけでなく、月経不順や月経痛など生理中にあらわれるいくつもの症状に同時にアプローチすることも可能です。
月経過多の原因は、婦人科系疾患以外ではホルモンバランスの乱れやストレス、冷え、過労、血流不足などと考えられています。
改善するには、
漢方薬は、自然由来の生薬でつくられており、心やからだ全体のバランスを整えて、生理のお悩みの根本改善を目指します。
また、漢方薬は月経過多だけでなく、月経不順や月経痛など生理中にあらわれるいくつもの症状に同時にアプローチすることも可能です。
月経過多の原因は、婦人科系疾患以外ではホルモンバランスの乱れやストレス、冷え、過労、血流不足などと考えられています。
改善するには、
- 冷えや疲労によるホルモンバランスの乱れを改善する
- 自律神経を整えて、ストレスを緩和する
- 血流をよくして子宮や卵巣の機能を回復する
- 胃腸の働きをよくして血液をつくる機能を回復する
- 血液を補い、止血する
などの作用がある生薬が含まれた漢方薬を選びます。
漢方薬は根本からの改善を得意としているので、月経過多になりにくい体質を手に入れることができるでしょう。
漢方薬は根本からの改善を得意としているので、月経過多になりにくい体質を手に入れることができるでしょう。
<生理に悩んでいる方に悩おすすめの漢方薬>
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
「血(けつ)」(栄養)の巡りをよくしてからだを温め、ホルモンバランスの乱れなどによる女性のからだの不調を整えます。
冷え症で疲れやすく、貧血傾向のある方におすすめです。
冷え症で疲れやすく、貧血傾向のある方におすすめです。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
滞った「血(けつ)」(栄養)の流れをよくして、生理痛、月経不順、月経異常などを改善します。
比較的体力があり、のぼせや、足の冷えなどを感じる方におすすめです。
比較的体力があり、のぼせや、足の冷えなどを感じる方におすすめです。
<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>
漢方薬の効果を最大限に高めるポイントは、自分の体質や症状に合ったものを選ぶことです。
体質や症状に合っていなければ、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるためには、漢方専門の医師や薬剤師の力を借りるのがおすすめです。
最近では、漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、個人に効く漢方薬を見極めてくれる「あんしん漢方」のようなオンライン漢方相談も人気を集めています。
自分に合う漢方薬を、お手頃価格で自宅まで郵送してくれる便利なサービスなので、気軽に利用してみましょう。
体質や症状に合っていなければ、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるためには、漢方専門の医師や薬剤師の力を借りるのがおすすめです。
最近では、漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、個人に効く漢方薬を見極めてくれる「あんしん漢方」のようなオンライン漢方相談も人気を集めています。
自分に合う漢方薬を、お手頃価格で自宅まで郵送してくれる便利なサービスなので、気軽に利用してみましょう。
月経過多のボーダーラインを知ろう
「1時間でナプキンから経血が漏れてしまう」「生理のときいつも貧血になる」などのお悩みは、月経過多かもしれません。
婦人科系疾患が関わっている可能性があるので、一度婦人科に相談してみましょう。
また、月経過多を改善するには、専門家に相談して漢方薬を活用するのもおすすめです。
月経過多のボーダーラインを見極めて、生理中の負担を減らしましょう!
婦人科系疾患が関わっている可能性があるので、一度婦人科に相談してみましょう。
また、月経過多を改善するには、専門家に相談して漢方薬を活用するのもおすすめです。
月経過多のボーダーラインを見極めて、生理中の負担を減らしましょう!
<この記事を書いた人>
あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)
医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。 表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
円山 真由佳(えんやま まゆか)
医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。 表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。