アダルトDVDで一番人気があるジャンルは、「清純派・正統派美人もの」です。

このジャンルは、アダルトDVDに出演しそうにない女性が、カメラの前でセックスをするという、いわゆる王道的な作風です。

主演の女性は、清純そうなタイプや、TVでも通用しそうな美人が多いです。

最近では、元アイドルや元モデルという人たちも出演しています。

このジャンルが人気なのは、ほかのジャンルに比べて出演する女性の質が高いことがあげられます。

それ以外の理由としては、女性を「高嶺の花」のように魅せることを最優先に作られていますので、お姫さまやお嬢さまがエッチに乱れる姿が見たいという……男性が持つ性癖のうちで、もっともスタンダードな欲望を満たしているからです。

よくも悪くも定番で、いつの時代もどんな男性にも人気があるジャンルです。

「女子高生もの」も人気のジャンルです。

このジャンルは、童顔の女優さんが女子高生の衣装を着て、女子高生っぽくふるまうという、少しだけドラマ仕立ての作風です。

似たようなジャンルには、コスプレ系があります。

コスプレ系は、女子高生の制服が、陸上部や水泳部、もしくは、看護師などの衣装に変わっただけで、内容的には女子高生ものとそれほど変わりません。

最近では、アニメ系のコスプレも増えてきましたが、特にこのアニメ系は、童顔の女優さんが出演することが多いので、「女子高生もの」とほぼ同じニーズに応えていると思われます。

このジャンルが男性に人気なのは、ずばり「女子高生とエッチをすると犯罪になるから」です。

つまり、普段自分ができないことを、アダルトDVDにやってもらい、それを観ることによって満足しているわけです。

「女性が主導権を握るタイプ」のアダルトDVDは、その名の通り、女性がSEXの主導権を握るジャンルです。

たいていは、女性が騎乗位で激しく腰を動かして、男性を責めたてます。

このジャンルは、2000年あたりにブームとなって、そのまま消えるかと思われたのですが、なぜかそれ以降も人気が衰えず、今や定番ジャンルの1つになりました。

それは、このジャンルがマゾ気質の男性だけに愛されているのではなく、多くの男性からの支持を得ていることを意味します。

つまり、（マゾ気質ではない）ノーマルな男性でも、アダルトDVDを10本視聴するなかには、このジャンルを1・2本含ませているわけです。

アダルトDVDは、基本的に男性が女性を責める作風ですので、たまには女性が責めるところも観たくなるのかもしれません。

複数の男女がエッチをする「ハーレムもの」も人気です。

当記事では、ざっくり「ハーレムもの」としましたが、厳密には、「男性1人vs.女性複数」、「女性1人vs.男性複数」、「男性複数vs.女性複数」ものに分かれます。

このジャンルも定番と言っていいほど人気がありますが、だからといって、このジャンルを観ている男性にハーレム・プレイへの憧れがあるかというと、実はありません。

というのも、このジャンルのなかで、もっとも人気があるのが「女性1人vs.男性複数」だからです。

男性は、男性複数のプレイを観るのは好きですが、自分がやりたいとは思いません。

なぜなら、そういったプレイをすると、男性器と男性器が必ず接触するからです。

ですから、男性はこのジャンルを格闘技やスポーツを観戦するような感覚で視聴しています。

ちなみに、女性ボクサーや女子空手部のようなジャンルもありますが、そういったジャンルは人気がありません。