睡眠の美容効果は多々ありますが、なかでも嬉しいのがダイエット効果!
今回は睡眠中に分泌される成長ホルモンを上手く利用して行うダイエットのポイントをご紹介します♪
寝ないと太るは本当だった!
人間は寝ている間に成長ホルモンを分泌し、毎晩約300kcalを消費します。しかし、睡眠不足になるとその消費カロリーが70%もダウン!
消費しきれなかった分は脂肪として身体に蓄積されます。
また、睡眠不足は身体にとって危機状況ですのでエネルギーを蓄えるためのホルモン、グレリンが分泌されてしまいます。これが不眠による肥満のメカニズムです。
けれども、逆を返せば成長ホルモンが分泌されている時間帯に睡眠を正しく摂れば寝ているだけで身体がエネルギーを燃やし、自然と痩せるという嬉しい作用も♡
寝るときの注意!
「眠り始めの3時間」はまとめて就寝
大人の睡眠は眠り始めた最初の3時間をピークに、次第に浅くなっていきます。
それと同時に成長ホルモンも最初の3時間に一気に分泌されます。この3時間の間に眠りの妨げとなるものは阻止しましょう。
また、気持ちよく眠れるように、寝室を清潔に保つことが大切です。
掃除機をかけ、空気清浄機を置くのが効果的だと言えます。カビの原因となる生花や加湿器は置かないようにしましょう。
「深夜の3時」にはぐっすり眠っているように
脂肪燃焼を促進させる成長ホルモンは、夜の10時から深夜3時ごろまでが最も分泌されます。
どんなに夜更かしをしてしまったとしても、深夜3時までには必ず寝ましょう。
先に述べた3時間まとめて就寝を考えると12時にはベッドに入らなければなりません。
更に、深く快適な睡眠を得るために、寝る1時間前、つまり11時には湯船につかることをお勧めします。
体の内部の深部体温が下がり、体が自然と眠る態勢になります。
夜0時~朝7時は寝る。
最も成長ホルモンの分泌が盛んなのが、このゴールデンタイム。
この時間は寝ているようにしましょう。また、細切れ睡眠はさけて、眠り始めの3時間はしっかりと眠ることが大切です。
別名「痩せホルモン」といわれていているコルチゾールという成長ホルモンは、特に夜中の2時~3時ぐらいが分泌のピーク。どうしても難しい時でも、夜中の2時~3時は、必ず熟睡しているようにしましょう。
寝る前にやって欲しいこと
寝る3時間前には夕食を済ます
睡眠中に胃腸が活動していると、意識としては寝ているようでも、体内ではせっせと消化活動が行われているので身体は休まりません。遅くとも就寝3時間前までには、夕飯をすませるようにしましょう。
お風呂は寝る1時間前に。
面倒でも、湯船につかり、10分以上はゆったりと身体を温めましょう。
寝る直前よりも、1時間ほど前の入浴が理想的です。入浴は放熱を促し、身体の中心部の温度を下げます。身体の活性が下がり、休息モードに入りやすくなります。
手足をとにかく暖かくする
湯船にゆったりと20分程度浸かることももちろんですが、お風呂あがり直後もその暖かさをキープする事が大事。厚手のレッグウォーマーや靴下などを活用してみてください。
ただし、夜中暑くなりすぎて逆に汗をかいてしまったり脱ぎたくなってしまう方は、寝る直前に脱ぎましょう。
パジャマは素材のやわらかものを
パジャマはコットンやふわふわした素材など、吸水性が良く肌をしめつけないものを選びましょう。フード付きのもは首を痛めたり、不自然な姿勢で寝てしまう危険があるので避けましょう。
また、胸が大きい方はナイトブラを投入すると、寝返りをうつ時や仰向けの際に感じるバストの重みも軽減されるので◎。
動物のあくび動画やヒーリングミュージックを流す
入眠の際にいかにストレスや交感神経を沈めるかがカギとなる睡眠。寝る30分前位からはスキンケアなどをしながらヒーリングミュージックや動物のあくび動画などを流しておきましょう。
また眠気の周期は1時間半〜2時間と言われているので何かの作業をしている最中でも眠気を感じたら、すぐにベッドに入りましょう。
幸せホルモンも分泌され、すっと眠りの世界に入れるでしょう。
おへそを温める
胎児の頃に栄養や酸素を吸収していたおへそは、生まれてからは特別な働きはしていませんが、血管やリンパ管、自律神経が密集しており、東洋医学でも西洋医学でも非常に大切な部分だとみなされています。おへそ周辺をほぐすことで、全身のリンパの流れを改善し内臓を温め冷えを解消することができます♪
便秘解消や生理痛の緩和にも効果的。自然とリラックスでき、眠りに落ちやすくなります。
おへそを温める効果
・冷え解消・代謝アップでダイエット効果
・便秘解消
・生理痛緩和
・リラックス効果
おへそを温める方法
1.手のひらでじんわり 眠る体勢になったら、おへそに手のひらを当て、ゆっくりと呼吸をしましょう。服の上からでも直接でもOKです。
軽くさするようにしても良いですね。数回繰り返していくうちに全身の力が抜けていきます。
2.ペットボトル温灸 特に冷えが気になる方は、空きペットボトル(小さいもの)に適温のお湯を入れおへそにあてましょう。
ゴロゴロと転がすと腸のマッサージにもなります。
※火傷にご注意ください。必ず離してから眠りましょう。
寝る前にはちみつを舐める。
寝る前は、はちみつをスプーンに1杯舐めましょう。
蜂蜜には、成長ホルモンの分泌を促す働きがあるのです。ただし、胃を休ませるために、他の食べ物は寝る直前に食べてはいけません。
眠らなければ、と思いつめると、逆に寝つきが悪くなったりします。
逆説的ですが、寝る環境を整えた上でも眠れない時は、「一晩眠れなくても死なないや」くらいに思っていたほうがいいのかもしれませんね。