「なんだか無性に眠くて甘い物が食べたい…。」
外に出るのも面倒で、家でゴロゴロしながら甘い物ばかりをむさぼるように食べてばかりいる、そんな自分を怠け者だと責めるのはちょっと待ってください。それは女性に多い冬季うつの代表的な症状なんです。
自分を責めないで!欧米では広く知られる冬季うつ
ヨーロッパなど冬の期間が長い国では広く知られ、国民の10%が該当していると言われる冬季うつ。実は日本でも隠れ患者が多くいると言われています。
出典:weheartit
あなたは大丈夫?冬季うつをセルフチェック
冬になると表れる症状で、該当するものをチェックしてみてください。
□ 睡眠時間が増える
□ 1日中横になっていたい
□ 寝ても寝ても寝たりない
□ しょっちゅう甘い物が食べたくなる
□ お米・麺・パンなどの炭水化物も食べたくなる
□ 集中力や思考力が落ちる
□ 他の季節なら簡単に出来ることが面倒に感じる
□ 否定的・後ろ向きな考え方が多くなる
上のチェック項目に該当する数が多ければ多いほど、冬季うつの可能性が高くなります。

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冬季うつは日光と深く関係している
私たちの体は、日光を見ることで脳内にセロトニンというホルモンが作られます。これは別名「幸せホルモン」「やる気ホルモン」などと言われ、脳の活動を活発にするホルモンです。
冬は他の季節に比べて日照時間が短くなるため、セロトニンの分泌が弱くなり脳の活動が低下してなんとなくやる気が出なくなり、ちょっとしたことでも面倒に感じるようになります。
甘い物や炭水化物が食べたくなるのは、脳が低下したエネルギーを補給しようとするためです。
また、日光を見る機会が少ないと体内時計を整えるホルモン・メラトニンの分泌も弱くなるため、体内時計が乱れて睡眠の質も悪くなり、常に眠い状態が続いてしまうのです。

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光に当たることで冬季うつを予防・克服!
すでに冬季うつの治療を行っている病院では、日光に近い明るさの照明に当たることで症状を改善・克服するという方法が取り入れられています。
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冬の間は出来るだけ日光に当たるよう意識することで、冬季うつの予防や克服を心掛けましょう◎