皆さんは毎日ぐっすり眠れている実感がありますか?忙しい毎日の中、睡眠時間を確保するだけで精一杯という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、睡眠は長ければ長いほど良いというわけではありません。大事なのは睡眠そのものの質を高めることなのです。
“睡眠の質”とはどういうこと?
良い睡眠とは、簡単にいえば深い眠りのことです。
短時間でもぐっすり眠った後の目覚めはスッキリ爽快だったという経験は皆さんにもありますよね。深い眠りにつくことで身体の中のリズムが整い、気持ち良いと感じることが出来たなら、それは質の高い睡眠であったといえます。
眠りが浅いと、目覚めた後も頭がボーっとして日中も急激に眠気が襲ってくるなんてことがあるかと思います。何となく気分が優れず、小さなことにイライラしがちになることもあります。
一方でぐっすり眠れた後の一日は、他人にも優しく接することが出来たり、行動一つひとつがエネルギーに満ちていると感じたりします。
質の高い睡眠は生活の質を高めるともいえるのです。
睡眠の質を高めるために身につけたい習慣5つ
睡眠を深めるには副交感神経が優位な状態をつくることが必要です。副交感神経とは人間の自律神経の1つであり、優位になるとリラックスした状態をつくり出します。そんなリラックス状態を生み出すための習慣をご紹介します。1.ぬるま湯で半身浴をする
38度程度のぬるま湯でみぞおちくらいまで漬かって半身浴をすると、身体の深層が温まり、リラックス効果が生まれます。好きなアロマや入浴剤を入れるとさらに◎です。
2.寝る前に部屋の照明を暗めに設定する
強く明るい光は脳に刺激を与え、いわゆる頭が冴えた状態をつくり出します。間接照明などの柔らかい温かみのある光に切り替えましょう。3.ホットミルクなど温かい飲み物を飲む
ホットミルクやココアなどには自律神経を落ち着かせリラックスさせてくれる効果が期待できます。不眠症の方にもおすすめです。
4.リラクゼーション系の音楽を聴く
最近では“快眠”をテーマにしたコンピレーションアルバムが多数出ています。リラクゼーション系の音楽は人間がリラックスしているときに出るα波を出してくれます。ゆったりとしたモーツァルトなどのクラシック音楽もおすすめです。5.軽いストレッチ運動をする
身体が気持ちよいと感じる程度のかるいストレッチ体操でこわばった筋肉をほぐしてあげるとリラックス効果が生まれます。
5つの習慣を毎日実践すれば、睡眠の質が変わっていくことを必ず実感できると思います。疲れてなかなか深い眠りにつけないという方は是非やってみて下さいね。