原因不明のだるさは「冬バテ」かも? 自律神経を整えて寒暖差疲労を改善

寒い季節に夏バテのような症状が出るのは、もしかしたら「冬バテ」だからかもしれません。

最近は、夏バテだけでなく冬バテになる人も増えている傾向があります。

しかし、冬バテは、食事や生活習慣の見直しで対策できます。

今回は、冬バテ原因やなりやすい人の特徴、簡単な対策をご紹介します。

冬バテとは?

冬バテ
出典:shutterstock

冬バテとは、寒さによる疲れや寒暖差の影響で、からだや心に不調が出ている状態を指します。

夏バテに比べると馴染みのない言葉ですが、最近ではストレス社会や異常気象の影響により、冬バテになる人も増えてきています。

冬バテの症状

冬バテの主な症状は、下記のようなものです。

  • 肩こり
  • 頭痛
  • だるさ
  • 食欲不振
  • やる気の低下
また、具体的な症状がなくても「寒い時期になんとなく調子が悪くなる」という人は、冬バテになっている可能性があります。

冬バテの原因は自律神経の乱れ

自律神経の乱れ
出典:shutterstock

冬バテの原因は、寒さによる自律神経の乱れです。

人のからだは、寒さに適応するために自律神経が体温を調節しています。

しかし、自律神経の働きが低下していたり、寒暖差が激しかったりすると、自律神経に負荷がかかり乱れてしまうのです。

  • 寒暖差が激しい環境にいる
  • 強いストレスにさらされている
  • 運動不足
  • 不規則な生活
  • 疲れがたまっている
上記のような人は自律神経が乱れやすく、冬バテになりやすいので注意しましょう。

内側から元気に! 冬バテを予防する食事

冬バテ予防におすすめの食材をご紹介します。

冬はからだが温まり、まとめてたっぷり食べられる鍋がおすすめです。

疲労回復によい食材

牛乳
出典:shutterstock

疲労は自律神経の乱れに影響します。

寒い時期は、疲労回復に効果的な「ビタミンB1」を豊富に含む豚肉を積極的に摂りましょう。

また、牛乳には疲労回復によいタンパク質と、イライラの解消効果が期待できるカルシウムが豊富なので、からだと心の疲れにアプローチできます。

消化を助ける食材

かぶ
出典:shutterstock

冬はイベントが多く、胃腸に負担がかかりがちです。

消化を助ける「でんぷん分解酵素」が含まれている食材で胃腸の負担を減らし、食事から栄養をしっかり摂れるようにしましょう。

でんぷん分解酵素は、大根やかぶに多く含まれています。

からだを温める食材

にんじんやかぼちゃしょうが
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からだを温める食材は、寒い時期に体温を上げるのを助けます。

にんじんやかぼちゃ、しょうが、にんにくなど、からだを温める作用がある食材を意識して摂りましょう。

習慣化したい冬バテ対策

冬に習慣化したい、冬バテ対策を2つご紹介します。

入浴時は湯船に浸かる

入浴
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からだが冷えて血行が悪くなると、頭痛や肩こり、疲労感といった冬バテの症状が出やすくなります。

冬の入浴ではなるべく毎日湯船に浸かり、からだを温めましょう。

38〜40℃のぬるめのお湯で半身浴をすると、自律神経も整いやすくなります。

筋トレやストレッチをする

筋トレ
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筋肉は熱を生み出し、からだを温めます。

また、筋肉は血流を促進する働きもあります。

筋トレで筋肉量を増やし、ストレッチで筋肉をほぐして、冬バテに負けないからだを目指しましょう。

短い時間や数回程度でもよいので、毎日継続することが大切です。

冬バテ対策には漢方薬もおすすめ

漢方
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冬バテ対策には、漢方薬もおすすめです。

気力、体力、食欲などの低下に効果がある漢方薬もあります。

冬バテの原因となる自律神経の乱れは、ホルモンバランスの乱れやストレス、過度な緊張、過労などにより生じると考えられています。

冬バテは、「ホルモンバランスの乱れを整える」「血流をよくして自律神経の乱れを整える」「消化・吸収機能を高めて栄養を全身に届け、心とからだを元気にする」「からだを温めることで、免疫力を上げ疲れた筋肉をほぐす」「自律神経を整えることで睡眠の質を上げ、心身の疲労を軽減する」などのアプローチをする漢方薬で、根本から改善できるでしょう。

また、漢方薬は心とからだ全体のバランスを整えるので、冬バテのさまざまな不調へ同時にアプローチできるというメリットもあります。

<冬バテ対策におすすめの漢方薬>

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

「血(けつ)」を補うことで、からだを温め、血流を促します。

手足の冷えや貧血が気になる人におすすめです。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

胃腸の働きを助け、元気を補います。

体力がなく、疲れやすい人におすすめです。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は症状や体質に合わない場合、十分な効果を発揮できないだけでなく、副作用が生じることもあります。

自分に合う漢方薬を選ぶには、漢方に精通した薬剤師の力を借りるのがおすすめです。

最近では、あなたにぴったりの漢方薬をお手頃価格で自宅まで郵送してくれる「あんしん漢方」のようなオンライン漢方サービスもあります。

忙しい人でも利用しやすいので、気軽に相談してみましょう。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zc3beau0099

冬バテ対策で寒さに負けないからだに

冬バテを予防するには、食事や生活習慣の見直しが大切です。

また、漢方薬で冬バテしにくい体質を目指すのもよいでしょう。

冬バテ対策をして、寒さに負けない元気な日々を過ごしましょう!

<この記事を書いた人>

医薬品登録販売者 円山 真由佳(えんやま まゆか)

約8年間ドラッグストアで医薬品登録販売者として従事。美容薬学・アロマテラピーに関する資格を取得し、インナーケアや女性の不調ケアを得意とする。市販薬の使い分け方を広めるべく2022年から執筆業を開始。

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投稿者プロフィール

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不調改善スペシャリスト/医師・薬剤師  

西洋薬と漢方に精通した医師や薬剤師のプロフェッショナル集団です。AIを活用した研究と各種メディアでの不調改善方法を発信しています。実践として「効く漢方薬」を、スマホ一つで、お手頃価格で入手できるオンライン相談サービス「あんしん漢方」を運営しています。

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