朝起きたときに口内の乾燥やねばつきが気になる症状は、もしかしたら「ドライマウス」かもしれません。
ドライマウスは、悪化すると口腔内の乾燥だけでなく、口臭や歯周病などの症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
そこで今回は、ドライマウスの原因や対策方法をご紹介します。
ドライマウスは、悪化すると口腔内の乾燥だけでなく、口臭や歯周病などの症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
そこで今回は、ドライマウスの原因や対策方法をご紹介します。
ドライマウスとは? 症状と原因をチェック
ドライマウスとは、口内の乾燥やのどの渇きを感じている状態のことです。
口腔(こうくう)乾燥症と呼ばれることもあります。
ドライマウスは50代以上に多いとされています。
しかし、20〜30代でもストレスや口呼吸などが原因で、ドライマウスに悩んでいる人は少なくありません。
口腔(こうくう)乾燥症と呼ばれることもあります。
ドライマウスは50代以上に多いとされています。
しかし、20〜30代でもストレスや口呼吸などが原因で、ドライマウスに悩んでいる人は少なくありません。
ドライマウスの症状
ドライマウスの症状は下記のようなものです。
- 口腔内の乾燥
- 唾液が出ない
- 食べ物が飲み込みにくい
- 口の中のねばつき
- 舌のひび割れ、痛み
- 口臭
- 歯周病・虫歯の悪化
唾液には殺菌作用があるため、ドライマウスで唾液が減少していると、細菌が繁殖しやすくなります。
ドライマウスが直接の原因ではありませんが、関連して歯周病や虫歯が悪化することがあります。
ドライマウスが直接の原因ではありませんが、関連して歯周病や虫歯が悪化することがあります。
原因
ドライマウスの原因は、加齢やホルモンバランスの変化、病気、ストレス、薬の副作用、口呼吸、喫煙、過度の飲酒などです。
また、唾液量の減少だけでなく、ねばついた唾液が多いこともドライマウスの原因になります。
ストレスで交感神経が優位になっていると、たんぱく質を含むねばついた唾液が多くなる傾向があります。
ドライマウスに悩んでいる人は、自分の唾液の状態をチェックしてみましょう。
また、唾液量の減少だけでなく、ねばついた唾液が多いこともドライマウスの原因になります。
ストレスで交感神経が優位になっていると、たんぱく質を含むねばついた唾液が多くなる傾向があります。
ドライマウスに悩んでいる人は、自分の唾液の状態をチェックしてみましょう。
ドライマウスの予防・対策方法
次に、ドライマウスの予防・対策方法をご紹介します。
水分を摂取する
体内の水分量が減ると、唾液が出づらくなります。
水分をしっかり摂ってからだの水分量を増やし、唾液の分泌を促しましょう。
こまめな水分補給は、口腔内を潤すのにも役立ちます。
水分をしっかり摂ってからだの水分量を増やし、唾液の分泌を促しましょう。
こまめな水分補給は、口腔内を潤すのにも役立ちます。
唾液を出す食べ物・飲み物を摂る
レモンや梅干しなど、酸味の強いものは唾液を出しやすくします。
酸味が苦手な人は、昆布(アルギン酸)や納豆(ポリグルタミン酸)、タマネギ、ブロッコリー(ケルセチン)で唾液分泌を促すのがおすすめです。
酸味が苦手な人は、昆布(アルギン酸)や納豆(ポリグルタミン酸)、タマネギ、ブロッコリー(ケルセチン)で唾液分泌を促すのがおすすめです。
口内を保湿する
こまめに口腔内の保湿ケアをすると、ドライマウスを防いで潤いをキープしやすくなります。
保湿には、オリーブオイルのような食用油、市販の保湿剤入りの洗口液(うがい薬)やスプレーを使いましょう。
保湿には、オリーブオイルのような食用油、市販の保湿剤入りの洗口液(うがい薬)やスプレーを使いましょう。
唾液分泌体操も効果的
唾液分泌を促す体操やマッサージは、すぐに始められるドライマウス対策の一つです。
唾液分泌体操
唾液分泌体操は、痛みを感じない程度の力で行います。
- (1)口角を上げ、舌を出す。
- (2)口角を上げたまま、舌をゆっくり左右に動かす。(3往復2回)
- (3)視線を上に向ける。
- (4)口で息を吐きながら舌を下方に出し、鼻で息を吸いながら舌を戻す。(5回)
上記の体操を、朝と夜の1日2回行いましょう。
唾液腺のマッサージ
唾液腺のマッサージをすると、唾液の流れがよくなります。
やり方は、下あごの骨を親指と人差し指で挟むようにして、あごから耳下まで5ヶ所ほど1〜2秒ずつ押していくだけです。
起床後や食事前、ドライマウスが気になるときなどに行いましょう。
やり方は、下あごの骨を親指と人差し指で挟むようにして、あごから耳下まで5ヶ所ほど1〜2秒ずつ押していくだけです。
起床後や食事前、ドライマウスが気になるときなどに行いましょう。
ドライマウス対策には漢方もおすすめ
ドライマウス対策には、漢方薬の活用もおすすめです。
漢方薬は自然由来の成分でできているため、一般的に副作用が少ないといわれています。
ドライマウスは、水分代謝やホルモンバランスの乱れ、ストレスによる唾液量の低下が原因と考えられています。
ドライマウス対策として、下記のような働きを持つ漢方薬を選ぶことで、根本からの改善を目指せます。
漢方薬は自然由来の成分でできているため、一般的に副作用が少ないといわれています。
ドライマウスは、水分代謝やホルモンバランスの乱れ、ストレスによる唾液量の低下が原因と考えられています。
ドライマウス対策として、下記のような働きを持つ漢方薬を選ぶことで、根本からの改善を目指せます。
- 唾液分泌を促進する
- 水分の循環をよくして口の中に潤いを与える
- ホルモンバランスの乱れを整える
- 自律神経を整えて、唾液を出やすくする
漢方薬は、ドライマウスの改善だけでなく、潤いのある肌や疲労・ストレスに負けないからだを目指すことも可能です。
<ドライマウス対策におすすめの漢方薬>
五苓散(ごれいさん)
水分の巡りを促し、からだの水分バランスを整えることで、むくみや下痢、急性の胃腸炎、嘔吐、頭痛など幅広い症状に用いられます。
口の中が渇きやすく、尿量が少ない人におすすめです。
口の中が渇きやすく、尿量が少ない人におすすめです。
麦門冬湯(ばくもんどうとう)
胃の働きを整えて潤いをつくりだすことで、のどや気管などの呼吸粘膜を潤し、唾液の分泌も促します。
のどの乾燥や、から咳(乾いた咳)が気になる人におすすめです。
のどの乾燥や、から咳(乾いた咳)が気になる人におすすめです。
<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>
漢方薬の効果を最大限に高めるには、自分の体質や症状に合ったものを選ぶことが大切です。
合っていなければ、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるには、漢方専門の薬剤師の力を借りましょう。
最近では、漢方に詳しい薬剤師がAIを活用して、個人に効く漢方薬を見極めてくれる「あんしん漢方」のようなオンライン漢方相談も登場しています。
自分に合う漢方薬を、お手頃価格で自宅まで郵送してくれる便利なサービスなので、気軽に利用してみましょう。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
合っていなければ、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるには、漢方専門の薬剤師の力を借りましょう。
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●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
ドライマウス対策で潤ったお口に!
ドライマウスは、唾液の分泌を促すセルフケアで対策できます。
また、専門家に相談して、漢方薬でからだの水分バランスを整え、根本改善を目指すのもいいでしょう。
ドライマウスを防いで、潤ったお口を維持しましょう!
また、専門家に相談して、漢方薬でからだの水分バランスを整え、根本改善を目指すのもいいでしょう。
ドライマウスを防いで、潤ったお口を維持しましょう!
<この記事を書いた人>
あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)
医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。
表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
円山 真由佳(えんやま まゆか)
医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。
表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)